できることからコツコツと

世界を複雑にしているのはあなた自身である。 by アルフレッド・アドラー

読書術


読んだら忘れない読書術 著者:樺沢紫苑 サンマーク出版

 

  本から得られることが、人生のほとんどの悩みを解決してくれる。

 それは、人類がこれまで蓄積してきた、様々な問題に対する「答え」が書かれているものだから。
僕が本を読むようになって、まず感じるようになったことも、これだった。

 

インターネットから得られるのは、ほとんどが「情報」であり、そこから得られる知識は断片的である。本当の知識は、「本」からでしか得られない。

 

つまみ食いのように、情報ばかり手に入れても、それをきちんと判断できなければ、余計に混乱してしまいかねない。そして、判断するために必要な前提が、「知識」なのだ。

 絶対ではないと思っているけれど、病気に関する情報を、インターネットで調べるのは、少し勇気がいる。
何でもネットワークから得られ、1つの悩みに対し、いくつもの答えが得られ、その中には、真偽が明らかでない記載も多い。結局、どの答えを採用するのか、は、自分自身なのだから。

 恥ずかしながら、本を読むことの大切さについては、35歳を越え、ようやく気付いた。
本を読んでいると、せっかくもらった知識を、どうにかより多く記憶に残しておきたいと思うようになった。

 そして「読んだら忘れない読書術 著者:樺沢紫苑 サンマーク出版を偶然、手にした。
著者は、月に300冊もの本を多読する方で、精神科医でもあるため、脳科学や心理学の見地から、表題の内容のみならず、本の選び方、読み方、更にはSNSも含め、読書が人生にどのような影響をもたらすのか、について、論理的に分かり易く書かれている。
 僕は、茂木 健一郎さんの本を読み、脳科学に興味を持った時期があった。本著にも、茂木さんの本がお薦めとして記載してある。

やっぱり、多読で得られることは多い、と改めて感じられた一冊だった。